HP ProLiant MicroServerとかUbuntu Server 14.04 LTSとかownCloudとかダイナミックDNSとか

その昔はHP ProLiant ML115やML115 G5にDebianを入れてサーバとして使っていたのですが、ML115 G5の電源が逝ってから、しばらく宅内サーバを導入していませんでした。NASを導入してUbuntuデスクトップのバックアップ先に使ってたりもしたのですが、レスポンスも悪いし、使いづらい。
この度ようやくHP ProLiant MicroServerを導入出来ましたので、WD Red 3.0TB HDDも増設し、Ubuntu Server 14.04 LTSをインストールしました。Debianでメジャーアップグレードかけた時に面倒臭かったので、今回はDebianではなくUbuntu Serverを入れてますが、インストール作業は特に差はないですね。デスクトップの方もUbuntu 14.04 LTSを使っているので、丁度いいかもなあと思ってます。とりあえずNFSファイルサーバとして使い始めております。ownCloudも入れてみているのですが、なかなか良さげです。ownCloudについてはこのリンク先を参照のこと。ownCloudを納得いく設定できたら、Dropboxの有料100GBコースは契約解除するつもりです。DropboxはLinuxクライアントが有るので便利なのですが、他の同期型オンラインストレージサービスより高めなのでねえ。ちなみに、owncloudはiOS版やアンドロイド版のクライアントソフトがあります。そちらはさすがに有料ですが、iOS版は100円なので、安いです。
今回購入したモデルは光学ドライブレスでHDDは500GB。メモリー4GB。インストールの際はUSBメモリーにインストールイメージを焼いて、内部の(外部でも良いのかもしれませんが)USBポートに刺して起動。BIOS設定画面に入らなくてもUSBメモリーから起動したので、そのままインストールしました。/homeを分けることもなく、500GB HDDは全て / に割り当てました。NFSでエクスポートするディレクトリは /srv にマウントした 3.0TB HDD上に設けています。
内部USBポートはFreeNASで使うには良いのでしょうね。
ownCloudを導入した際のデータ用のディレクトリも、デフォルトの設定ではなく /srv にマウントした上記のHDD上に /srv/owncloud/data として設定しました。ただその際のデータ用のディレクトリのパーミッションで悩みました。

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drwxrws--- 4 www-data www-data 4096  8月 22 18:36 data

なんですけど、ディレクトリのオーナーが www-data なのは問題ない。グループのパーミッションが rws でこれを設定するのに 一旦 rwx にしてから g+s で rws に出来たのだったっけ。
外部から ownCloud のアドレス帳にアクセスしたいので、たまたまバッファローの有線ルータを使っていたこともあり、面倒くさいのでそのままバッファローのダイナミックDNSサービスを試用しています。iPhoneからアクセスしてみたのですが、移動してるとあっさりVPN接続が切れたりしますね。ownCloudのアドレス帳をiPhoneの連絡先とCARDDAVで同期取ろうとしたのですが、ちょっと考えものかなあと思ったりもします。まあCARDDAVならiPhone側は接続切れても連絡先データは保持するから問題ないのかもしれませんが。それと、アドレス帳に関してはVPS立ててそこで運用したほうが良いかも。それよりも深刻に問題抱えているのは、PC側のThunderbirdにSOGo Connector Thunderbird extensionを入れても上手く接続できなくて、どうしたものかなと。CARDDAVではなく、きちんとLDAPを設定したほうが良いのかもしれません。アドレス帳で独自にサービス使いたいのは、現在Gmailの連絡先を使ってiPhoneの連絡先とThunderbirdのアドレス帳の同期取っているのですけど、無料のいつ終了するか分からないサービスを使っていて良いものかとか、そもそもGoogleのサービスに依存したくないなあとか、まあ色々です。
Ubuntu Serverで何が出来るかとかはとりあえずUbuntu Server 実践バイブル現場で即運用に役立つサービス設定のノウハウとかUbuntuで作る かんたんLinuxサーバー (日経BPパソコンベストムック)に目を通して、細かい不明な点は検索かければ良いと思います。上記は出版時には14.04 LTSはリリースされていませんが、特に問題ないと思います。
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Ubuntuではじめる! Linux入門キット 14.04対応 [単行本]

本屋さんでパラパラめくっていたらEPSONのインクジェット複合機EP-706Aの設定方法が載っていたので買いました。私はこの4年の間にhpのインクジェット複合機を2台使っているのですけど、hpのプリンタはUbuntuからの設定は楽なんですが、年賀状印刷とか、写真印刷とかでのはがき/L版用紙の紙送りが調子悪くなったりするんですよ。そういう部分は国産機に比べて弱いかなあと。Linux用ドライバのある国産機があれば次はそちらにしたいなと考えていたところでした。ただ国産機は少し高いんですけどね。
私自身はUbuntuを7.10から使っているのですけど、本書の内容については、Ubuntuを使うにあたっての基本的な事柄を復習するような感じでした。けれども元々使わないアプリケーションの類は全然知らないわけで、そういったものの確認も出来て良かったかなと思います。
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Microsoft Office Home and Business 2013 [プロダクトキーのみ] [パッケージ] (PC2台/1ライセンス)

仕事でどうしても必要なため、Ubuntu 13.10 上のVirtualBoxのゲストOS, Windows 7 Professional にインストールしました。
インストールしたままだとOfficeアプリケーションの表示がおかしくなるので、WordなりExcelなりの「ファイル」 -> 「オプション」 -> 「詳細設定」 -> 「表示」で「ハードウェア グラフィック アクセラレータを無効にする(G)」にチェックを入れます。これで表示が正常になります。どれかのOfficeアプリで上記設定をすれば、他のOfficeアプリにも設定が反映されます。
ちなみに Google Chrome も上記 VirtualBoxのゲストOSのWindows 7環境で表示がおかしくなったりしますが、これも「設定」 -> 「詳細設定を表示…」 -> 「システム」で「ハードウェア アクセラレーションが使用可能な場合は使用する」のチェックを外せば表示が正常になります。
上記2例ともCPU負荷は高くなりますが、そもそも仮想マシンを動かしているくらいのCPUスペックなら問題ないでしょう。
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Logitec 無線LANアダプタ 300Mbps 11n/g/b準拠 USB2.0 ブラック LAN-W300N/U2SBK

私はカフェでドヤ顔できるようなノートPCは持っていず、メインのUbuntu 13.10 amd64 PCもサブのWindows 7 PCも自作のデスクトップ機です。自宅で作業している分にはそれで何の問題もありません。しかしどこぞでワークショップがあってもネットワーク環境は大抵Wi-Fiで、デスクトップ機を持ち込んだ場合にLANケーブルを引き回すのは迷惑でありましょう。
しかしネットの評判からこのUSB接続無線LANアダプタを買ってデスクトップUbuntu PCに接続したところ、特別に設定する事無く宅内の無線LANにつながりました。
これでどこの会場にもデスクトップUbuntu PCを持っていけます(笑)
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Ubuntu 13.10にてDeja Dupを使いNASにデータバックアップする

Ubuntu PCのデータバックアップをするのに、以前はHP ProLiant ML115 G5を使っていました。OSにDebianを入れてファイルサーバとして使い、nfsでエクスポートしたディレクトリをUbuntu PCでマウントして、そこにDeja Dupを使ってデータバックアップしていました。でもML115 G5が壊れてしまった。で、本当は次にHP ProLiant MicroServerを導入したかったのですけれども、中々お金を用立てできず。
そこでバックアップ用にNASを買ってきました。BUFFALO Link Station LS-X2.0TLJが丁度その時安かったんです。このNASに固定のIPアドレスを割り振りSAMBAサーバとして、Deja Dupでは保存場所として「Windows共有」で設定しました。しかし、NASは電源入れっぱなしなのですが、この設定だとUbuntu PC側でNASを見失っている時も有り「不正なパラメーターです」と怒られてバックアップに失敗することが何度か有りました。
NASを見失わないようにするにはどうしたらいいかと検索してみた所、Ubuntu12.04でNASを自動マウントするというエントリーを見つけました。起動時に明示的にNASをマウントしておけば見失わないわけですね。下記は設定手順です。

  • マウントするディレクトリの作成。
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    $ sudo mkdir /mnt/nas
  • uid、gidを調べる。usernameはUbuntuのユーザーネーム。
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    $ id -u username
    1000
    $ id -g username
    1000
  • /etc/fstabファイルをテキストエディタ(gedit等)で開く。僕はvi(m)が好きです。
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    $ sudo gedit /etc/fstab
  • /etc/fstabの末尾に以下の記述を追加した後、保存する。
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    //192.168.*.*/share /mnt/nas cifs username=hoge,password=*********,codepage=cp932,iocharset=utf8,rw,uid=1000,gid=1000,defaults 0 0

    //NASのIPアドレス/NASの共有フォルダー名 /mnt/nas cifs username=ユーザー名,password=パスワード,codepage=cp932,iocharset=utf8,defaults 0 0
    NASのIPアドレスとはネットワーク上のNASのIPアドレス(私の場合は192.168.*.*)。
    NASの共有フォルダー名とは、NASに存在する共有フォルダー(引用元と同じくウチもBUFFALOのNASなのでshare)。
    ユーザー名とは、ubuntuでのログイン時のユーザー名。
    パスワードとは、ubuntuでのログイン時のパスワード。

Ubuntu PCを再起動して「ファイル」->「コンピューター」->「mnt」->「nas」と開いていくと、ウチの場合BUFFALO Link Station LS-X2.0TLJのshareフォルダの中が無事に見えました。Deja Dupの「記憶装置」の「バックアップの保存先」に、「ローカルのフォルダー」として、「フォルダー」は上記フォルダやその中に作ったフォルダを指定すればよいです。
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UbuntuでSSDのファームウェアアップデート

ウチのUbuntu PCは “/” をSSD、 “/home” をHDDに割り当てています。SSDはcrucial M4 SSD 64GB CT064M4SSD2。一度例の5,184時間問題の不具合でファームウェアを000Fにアップデートしています。 ちなみに “/” は10GB程使っています。今回久しぶりにcrucialのサイトを訪れてみたらファームウェアが070Hに上がっていましたので、SSDのファームウェアアップデートを行った次第です。
crucialのFirmware and Downloadsページにて”Choose a Product”からm4 2.5-inch SSDを選択します。
crucial_ssd_update
上記のDownloadから、”Manual Boot File for Windows and Mac”で”DOWNLOAD FIRMWARE”を実行しzipファイルをダウンロードします。ダウンロードしたzipファイルは展開するとファームウェアのisoイメージファイルを得られます。これを光学メディア等に焼き、そのメディアから起動するとファームウェアのアップデートが出来ます。ファームウェアアップデート手順については上記の”DOWNLOAD FIRMWARE”ボタンの下にあるリンク”instruction guide”をクリックすることで得られるpdfファイル「ファームウェアアップデートガイド」に記載が有るので、それを参照して下さい。
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英語配列キーボードでのUbuntu 13.10とFcitxの組み合わせで生じたトラブル

私はUbuntu PCでは英語配列キーボード (Happy Hacking Keyboard Lite2; いつかProが変える身分に成れるといいな) を使っています。今まで使っていた13.04から、そろそろ13.10にアップグレードしても良いかなと思い実際にアップグレードしたのですが、日本語入力周りで躓きました。
iBus 1.5がクソすぎるというエントリーが有る通り、確かにiBus 1.5はダメダメなので、Fcitxを導入しました。導入手順はUbuntu Weekly Recipe第297回 Ubuntu 13.10でインプットメソッドFcitxを活用するにある通りに実行しました。そうすると入力メソッドのオンオフは英語配列キーボードでなら「Ctrl+Space」で行えるはずです。
Screenshot_0
しかし実際にはオンオフ出来ませんでした。調べてみると、「システム設定」-「テキスト入力」の「次のソースへ切り替え」のホットキーの設定が上記と被っています。
Screenshot_1
そこで、「次のソースへ切り替え」等については、別のホットキーを割り当てます。
Screenshot_2
これで、「Ctrl+Space」で入力メソッドをオンオフ出来ます。
ちなみに、VirtualBoxにUbuntu 13.10日本語 Remix amd64版を新規インストールしても、キーボード自体は英語配列キーボードですので、上記の状態になりました。
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Ubuntu 13.04 での Unity の初期化

自分の Ubuntu 13.04 amd64 版なんですが、グラフィックボードを nvidia から ati に取り替えたり、ディスプレイドライバを換えたりしている内に Unity の調子が悪くなって、ウィンドウのタイトルバーが消えたり、端末を表示してもウインドウの左上がディスプレイの (0,0) に表示されて端末がランチャーと重なったりで。どうしたものかと思いましたが、 Unity の初期化で元に戻りました。
ubuntu 13.04 unity reset で検索して初期化の仕方がわかったのですけれども。
設定には ‘dconf’ を使います。インストールされていないと怒られる場合は以下でインストールします。

$ sudo apt-get install dconf-tools

インストール出来ていたら、下記を実行します。

$ dconf reset -f /org/compiz/
$ unity --reset-icons &disown

これで再起動すると、 Unity は初期状態に戻ります。

Ubuntuを12.04.2から12.10にアップグレードしました

amd64版なんですけどね。ちなみのPCのスペックですけど、 CPU は AMD Phenom II X4 955 (3.2GHz, 4 core). メモリー 16GB. 現在のグラフィックボードは NVIDIA GeForce GT 610. ローエンドです。
特に不具合は出ていないどころか、 12.04 で Super + W で画面暴走していたのが 12.10 では暴走しなくなったのが地味に嬉しい。
グラフィックボードに関して言うと、 12.04 LTS 使っているときに nvidia geforce gt 430 を Windows 7 PCにまわしてしまって ati radeon hd 6450 使った挙句、時たま正常にシャットダウンしなくて nvidia の 610 買ってきて挿し換えて、それから 12.10 にアップグレードかけてという経緯はありますけれどもね。12.10では今のところ問題ないです。 ローエンドグラフィックボードですが、unity 3D との相性良いかも。nvidia に関してはまあ色々とありますが、でも Linux で使うんだったらどうしても ati より nvidia になる気がします。安定して動いているので、atiのグラフィックボードに挿し換える予定はないです。