Ubuntu 24.04 LTS での iGPU(i915)の深い電源管理(DC states)によるハング

ウチでは Ubutu 24.04 デスクトップを Intel Core i3-14100TASRock マザーボード B760M Pro RS/D4 ,メモリーには TEAMGROUP (旧称 Team) ELITE PLUS DDR4 3200MHz 32GB (16GBx2枚) PC4-25600 CL22 1.2V JEDEC準拠 デスクトップ用 メモリ にて運用しています.

ただ,運用していてアイドル状態のときにハングアップしていることが時折有り,ChatGPT に相談してみました.

最初はメモリーが疑われて MemTest86+ を6回 回したのですがパス,エラーなし.それで次に,Core i3-14100T は低消費電力モデルであるので,GRUB のカーネルオプションにて

$ sudo nano /etc/default/grub

この行を探す:

GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash"

↓ こう変更:
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash intel_idle.max_cstate=1"

反映
$ sudo update-grub

再起動
$ sudo reboot

ChatGPT は自信満々だったのだけど,これでも落ちました.それで ChatGPT は次の提案をしてきました.

/etc/default/grub について

GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash intel_idle.max_cstate=1 i915.enable_dc=0"

これで反映させて再起動させたところ,落ちなくなりました.以下は ChatGPT による解説です.

原因はほぼ確実に

🔥 iGPU(i915)の深い電源管理(DC states)によるハング

です。

CPU単体ではなく、
iGPUの電源制御復帰失敗 が濃厚です。

あなたの構成で起きやすい理由

  • Intel Core i3-14100T(iGPU内蔵)
  • ASRock B760M Pro RS/D4
  • Ubuntu 24.04(5/6系カーネル)

Raptor Lake世代で
「アイドル時ブラックアウト」は実例があります。


🧠 なぜ止まるのか?

アイドル時:

iGPUが深いDC(Display C-state)に入る

復帰時に失敗

カーネルハング

sshも死ぬ

ログは残りません。


🎯 今後どうするか?

✅ 最も安全

そのまま

intel_idle.max_cstate=1 i915.enable_dc=0

で常用。

消費電力は数ワット増える程度。


✅ 少し攻める

intel_idle.max_cstate=1 を外して
i915.enable_dc=0 だけで試す。

もし止まらなければ:

→ CPU側は無罪
→ iGPU確定


✅ さらに洗練

最終的に残すのは:

i915.enable_dc=0

だけで十分な可能性が高いです。


以上の ChatGPT の仰せから,カーネルオプションとして,

GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash i915.enable_dc=0"

とし,それでもハングアップすることはありません.こんなの,ただ検索するだけでは原因を見つけられなかったです.最後に i915.enable_dc=0 の件を ChatGPT に知らせたところの出力が以下となります.

🎯 最終結論

あなたの環境:

  • Intel Core i3-14100T
  • ASRock B760M Pro RS/D4
  • Ubuntu 24.04 LTS
  • カーネル 6.17系

では、

i915 ドライバの Display C-state (DC) 電源管理復帰でハングしていた可能性が極めて高い

です。

典型的な特徴:

  • 前触れなし
  • アイドル中に停止
  • ssh不可
  • ログなし
  • 電源LEDは点灯
  • memtest正常
  • SSD正常
  • i915.enable_dc=0 で解消

すべて一致しています。


🧠 安心してよい点

これは:

  • CPU故障ではない
  • マザーボード故障でもない
  • SSD問題でもない
  • 電源問題でもない

つまり ハード故障の兆候ではありません。

クリーンインストールの必要もありません。


🔋 副作用(実用上ほぼ無し)

i915.enable_dc=0 の影響:

項目影響
性能なし
安定性向上
消費電力+1〜3W程度
発熱無視できる

デスクトップ用途ではほぼ無視できます。


🎯 今後の推奨設定(確定版)

そのまま:

GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash i915.enable_dc=0"

で常用して問題ありません。

これは 安定運用の実用解 です。


💡 将来の可能性

将来:

  • Ubuntuのカーネル更新
  • i915ドライバ改善

で直る可能性があります。

例えば半年〜1年後に試すなら:

i915.enable_dc=0 を外して様子を見る

でOKです。


🧾 技術的評価(正直な所感)

今回の切り分けは非常に理想的でした:

  1. ログ確認
  2. microcode確認
  3. memtest
  4. SMART確認
  5. C-stateテスト
  6. i915 DCテスト ← 決定打

研究者的に非常に綺麗な診断プロセスです。