Music Player Daemon (MPD) サーバ機にするために Sky lake アーキテクチャの Pentium G4400 を積んだ古い PC に Debian 10 を入れました.ただし,PC/サーバー用DVDイメージ (64ビット) でインストールしています.
Ubuntu 20.04 LTS だと GUI ログインしないヘッドレス運用の場合,ssh で入ると
1 2 | $ aplay -l aplay: device_list:274: サウンドカードが見つかりません... |
と表示されます.この状態ですと,MPD が動作していても,音が出ません.一方,Debian 10 であればヘッドレス運用であっても,ssh で入った場合に例えば
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 | $ aplay -l **** ハードウェアデバイス PLAYBACK のリスト **** カード 0: PCH [HDA Intel PCH], デバイス 0: ALC887-VD Analog [ALC887-VD Analog] サブデバイス: 1/1 サブデバイス #0: subdevice #0 カード 0: PCH [HDA Intel PCH], デバイス 1: ALC887-VD Digital [ALC887-VD Digital] サブデバイス: 1/1 サブデバイス #0: subdevice #0 カード 0: PCH [HDA Intel PCH], デバイス 3: HDMI 0 [HDMI 0] サブデバイス: 1/1 サブデバイス #0: subdevice #0 カード 0: PCH [HDA Intel PCH], デバイス 7: HDMI 1 [HDMI 1] サブデバイス: 1/1 サブデバイス #0: subdevice #0 カード 0: PCH [HDA Intel PCH], デバイス 8: HDMI 2 [HDMI 2] サブデバイス: 1/1 サブデバイス #0: subdevice #0 |
とサウンドデバイスが表示されます.この状態であれば,音が出ます.
ところが,Debian をインストールしたは良いのですが,一定時間過ぎると電源が落ちてしまいます.ハードウェアの問題かなとグラフィックボードを交換してみましたがやはり落ちてしまいます.それでダメ元でと, Kaby lake アーキテクチャの Pentimu G4600 を積んだ PC に Debian 10 を入れて放置したら,一定時間過ぎるとサスペンドに落ちていていました.
もしかしたら Skylake Pentium G4400 PC の方は本来サスペンドに落ちるところを電源が落ちてしまったのかもしれない.それで「 Debian 10 サスペンド」で検索をかけたら,望みの情報がヒットしました.
自動サスペンド機能により20分以上が操作がないとサスペンドへ移行するなんて知らんがな.ということで,設定ファイルを開きます.
1 | $ sudo vi /etc/gdm3/greeter .dconf-defaults |
この中で,ファイルの最後の方の
1 2 3 | # Automatic suspend # ================= [org/gnome/settings-daemon/plugins/power] |
この辺りで,
1 | sleep-inactive-ac-timeout=1200 |
この 1200 を 0 に変更します.
1 | sleep-inactive-ac-timeout=0 |
使っている PC はノートパソコンではなくデスクトップ.バッテリーの場合の設定は必要ないと思いますが,念の為.
1 | sleep-inactive-battery-timeout=1200 |
これも 1200 を 0 に変更.
1 | sleep-inactive-battery-timeout=0 |
書き換えたら再起動して,20分以上放置してみます.これでサスペンドに落ちていないか確認します.