Intel Pentium G4400を使ってUbuntu 16.04 LTS PCを組んだのでメモ

ここ数年Ubuntu PCではCPUにAMD Phenom II X6 1065T を使ってきたのだけれど、TDPが95Wということで消費電力多め。そこでUbuntuを使うのに省電力化と共にどこまでCPU性能を落とせるのかというところから、低価格なIntel Pentium G4400でUbuntu 16.04 LTS PCを組んでみた。そのメモ。

  1. 当初dGPUを使わずiGPU – Intel HD Graphics 510で行けるかなと期待していた。省電力になるし。でもインストーラーはおそらく2Dだろうし問題なかったのだけど、インストールが終わってUnityのログイン画面からログインすると、表示が固まってキー入力も受け付けず、イカンともし難い状態になった。ただそのログイン画面から Ctrl + Alt + Fn で仮想コンソールでログインする分には問題なく。Intel Graphics for Linux* を見てみたけど面倒くさいので、結局 NVIDIA GeForce GTX 750なグラフィックボードを挿して運用、さらにGeForce GT 610 なグラフィックボードに挿し替え。流石にGT 610だと描画遅い。
  2. 通常のデスクトップソフトウェアを使っている分には処理的に全然問題ない。しかしハイレゾ音源を再生するのに Music Player Daemon (MPD) を動かして、Sonata で再生しようとするも再生し始めるまでの反応が遅い。AMD Phenom II X6 1065T だとスムーズに再生したのに。そういうdeamon 絡みだと、2コア2スレッドではキツいのかな。1065Tは6コアだものな。シングルスレッド性能よりマルチスレッド性能の方が効くのかと。
  3. マザーボードはASUS H110M-A/M.2を使用している。LANチップがIntelなのは良いのだが、PCIバスが無いので手持ちのサウンドカードのONKYO SE-90PCIを挿せなかったのが痛い。これはきちんと調べなかった自分が悪いが、ASUSのマザーボードを使いたかったのですよ。ちなみにメモリーは8GB積んでいる。

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【メモ】Ubuntu 14.04 PCにMusic Player Daemon(MPD)を導入

ウチではWeb閲覧やメールチェック、家計簿付けなどUbuntu 14.04 PCでやっておりますが、お仕事関係はWindow 8.1 PCで行っております。ただ、ディスプレイは1つしか無いので、ディスプレイにはUbuntu PCとWindows 8.1 PCの両方を接続。前エントリーの様にUbuntu PCの音楽再生環境を整えてもWindows 8.1 PCで作業中はこのままでは聴くことが出来ない。そこでUbuntu 14.04 PCにMusic Player Daemon(MPD)を導入します。Ubuntu PCの構成は前エントリーを引き継ぎます。
天の川オーディオ研究室の以下のエントリーを参考にしました。
http://audio.amanogawa.info/c01-mpd%E3%81%8B%E3%82%89%E5%86%8D%E7%94%9F%E3%81%97%E3%82%88%E3%81%86/
まずは、Ubuntuにmpdと、mpdクライアントとしてSonataを導入します。

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install mpd sonata

/etc/mpd.conf を編集します。全エントリーと同じく、 aplay -l 等でサウンドカードまたはUSB-DACのhw番号を確認しておいて下さい。ウチの環境の場合です。

# An example of an ALSA output:
#
audio_output {
 type "alsa"
 name "My ALSA Device"
 device "hw:1,0" # optional 行頭の#を外しています。hw番号は自環境に合わせること。
# mixer_type "hardware" # optional
# mixer_device "default" # optional
# mixer_control "PCM" # optional
# mixer_index "0" # optional
}
#

/etc/mpd.conf でミュージックディレクトリは

music_directory "/var/lib/mpd/music"

と指定されているので、楽曲ファイルを置いてあるディレクトリのシンボリックリンクを上記のディレクトリの中に作っておくと良いかと。その辺は自分の環境に合わせて下さい。

$ sudo ln -s /home/user1/ミュージック /var/lib/mpd/music/music_1

mpdを再起動します。

$ sudo /etc/init.d/mpd restart
$ sudo /etc/init.d/mpd restart
 * Stopping Music Player Daemon mpd                                      [ OK ]
 * Starting Music Player Daemon mpd
server_socket: bind to '0.0.0.0:6600' failed: Address already in use (continuing anyway, because binding to '[::]:6600' succeeded)
                                                                         [ OK ]

IPv6のアドレスでなんかエラー出てるけど気にしない。これでUbuntu上のmpdクライアントとしてSonataを起動すれば聴くことが出来ると思う。ライブラリの更新をしないといけないかもしれませんが。
さて、Windows PCを使っているのでディスプレイはWindows PCからの出力が表示されている。このままではmpdを操作できない。そこでWindows 用のmpdクライアントを導入します。私はシンプルなSkyMPCを使っています。
iPhoneからも操作したいということで、iPhone用のmpdクライアントは多分定番なMPodを入れています。
ハイレゾ音源再生用のPCオーディオについてざっくりと知るのには下記が参考になります。
[amazonjs asin=”4822278190″ locale=”JP” title=”これ1冊で完全理解 PCオーディオ 2014-2015 (日経BPパソコンベストムック)”]
Linuxでのハイレゾ音源再生については下記が参考になります。
[amazonjs asin=”B00CS91Z0K” locale=”JP” title=”Interface(インターフェース)2014年9月号”]
サウンドカードはウチの場合は下記。
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Ubuntu PCにONKYO SE-90PCI R2を挿してハイレゾ音源対応の設定をしてみる

Ubuntu 14.04 PCからONKYOのパワードスピーカーGX-D90に音を出す時、アナログ接続するとログイン画面が表示された時「ポコポン!」という音が鳴ってくれるのですが、S/PDIFで接続するとログイン画面で「ポコポン!」が鳴らないんです。GX-D90はS/PDIFによるデジタル入力で96kHz/24bit まで対応しているので、マザーボードのS/PDIF端子から光デジタル出力してそこまでのハイレゾ音源なら聴けるのですけど、「ポコポン!」が聞きたくて現在Ubuntu PCにはONKYO SE-90PCI R2を挿してアナログ出力しています。
ONKYO SE-90PCI R2は 192kHz/24bit まで対応しているので折角なのでハイレゾ音源を再生したいのですが、Ubuntu のデフォルトの設定だと 44kHz/16bit でしか出力されていない気がします。それで設定を弄ってみます。ここを参照しました。
http://d.hatena.ne.jp/hikaru149/20140711/1405101983
http://blog.goo.ne.jp/gokounosurikire_3/e/7acb920ba5b5299a08c8191c2a64c181
http://blog.goo.ne.jp/gokounosurikire_3/e/32c3aa97d658f516bcbb4c900ed891f9
ただ、大抵の記事はUSB-DACを接続しての設定なので、こういうサウンドカードの場合はこれで正しいのかなと、自信はありませんが。
PulseAudioの設定をします。 /etc/pulse/daemon.conf を管理者権限でテキストエディタで開きます。

$ sudo vi /etc/pulse/daemon.conf

下記の記述を探します。

; default-sample-format = s16le
; default-sample-rate = 44100

SE-90PCI R2 は192kHz/24bitまで対応しているので、上記の部分の行頭のセミコロン ( ; ) を外し、

default-sample-format = s24le
default-sample-rate = 192000

とします。
ALSAの設定のために、 /etc/asound.conf も編集しておきます。

sudo vi /etc/asound.conf

予め aplay -l 等でSE-90PCI R2のhw番号を確認しておいて下さい。

type plug
slave {
pcm "hw:1,0" # aplay -l 等でhw番号確認
format s24le
rate 192000
}

次に、再生ソフト、Audaciousにて、「ファイル」-「設定」-「オーディオ」にて、「出力プラグイン」は「PulseAudio出力」、「ビット深度」は「24」。
Screenshot from 2015-03-27 12:52:53
「ファイル」-「設定」-「プラグイン」にて「サンプリング周波数コンバータ」にチェックを入れて、
Screenshot from 2015-03-27 12:54:36
「設定」で「レートマッピング」にチェックを入れて、レートマッピングを最適な値に設定すれば良いような気がします。
Screenshot from 2015-03-27 13:03:30
多分これで上手く行ってるんじゃないかなあ。
追記(2015年3月29日)。 Audacious にてALSA出力する際は、「ファイル」-「設定」-「オーディオ」にて、「出力プラグイン」は「ALSA出力」、「ビット深度」は「32」または「浮動小数点」で。「ビット深度」を「24」とすると、エラーメッセージ「ALSA error: snd_pcm_hw_params_set_format failed: 無効な引数です.」が出て音が出ません。
Screenshot from 2015-03-29 22:27:57
PCMデバイス等は以下のようにすると音が出ました。
Screenshot from 2015-04-16 16:14:14
次にmpdを導入しているので、キチンと設定を詰めては居ません。
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インテル Gigabit CT Desktop Adapter EXPI9301CT

ウチのUbuntu 14.04 LTS PCのマザーボードのオンボードNICはRealtek製(蟹)。そろその1年近く使っているのですがやはりインターネット@グルグルしてるとレスポンスが悪い。
定番のインテル Gigabit CT Desktop Adapter EXPI9301CTはストックが2枚有るので、1枚をPCI Express x16に挿しましたが、やっぱり早いです。オンボチップだけでやっていこうかなと思っていた時期があるのですが、やはり定番のNICを使った方が良いですね。
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ASUS XONAR DG をUbuntu 14.04 PCに挿してみた

ウチのUbuntu 14.04 PCのマザーボードはASUS M5A97 EVOなので、オンボードサウンドはRealtek (蟹) ALC892です。これをONKYOのパワードスピーカーGX-D90にアナログ出力で接続しています。GX-D90からは更にサブウーファーに同じONKYOのSKW-10を接続しています。蟹のアナログでの音質はそんなに悪くはないのですが、同じ音源を蟹からS/PDIF光ファイバーケーブルで接続していてGX-D90でD/A変換した音の方がどうしても良いなあと感じてしまいます。ではパワードスピーカーとはS/PDIFでつなげば良いのですが、そちらのポートは実運用ではWindows PCからの出力をつないでいるのです。
そこでサウンドカードを増設することを考えます。私は以前UbuntuでONKYOのSE-90PCIを使っていたことが有りそれを買えばベターなのですが、何せちと高い。そこでネタを兼ねてASUS XONAR DGを買い、Ubuntu PCに挿してみました。3千円台で試すには悪くないかなと。実際、Ubuntu側では何の問題もなくXONAR DGを認識しています。
同じ楽曲を蟹とXONAR DGで切り替えて聴き比べてみましたが、流石に音の解像感はXONAR DGの方が上です。ただ、XONAR DGの音質は硬い。なので好みは別れるかも知れません。アナログ出力に関しては値段なりですが、それでも蟹よりは上です。
増設サウンドカードで手堅い製品を選ぶなら、ONKYO SE-90PCIを買っておけば幸せになれるのは確かでありましょう。Ubuntuでも問題ないし。あるいは、元々マザーボードにS/PDIFデジタル出力があれば、パワードスピーカーにGX-D90を選ぶのも良いかも知れません。D/A変換はそちらに任せると。
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おれはUbuntu Server 14.04 LTSのパッケージをアップグレードしていたと思ったらいつのまにかownCloudパッケージが削除されてた

あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
『おれはUbuntu Server 14.04 LTSのパッケージをアップグレードしていたと思ったらいつのまにかownCloudパッケージが削除されてた』
な… 何を言ってるのか わからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった…
頭がどうにかなりそうだった…
催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
こういうことか。
ownCloud Ubuntu Package Affected By Multiple Critical Security Issues, Nobody To Fix It [Updated]
ownCloudというのはDropboxのような同期サービスを行うオープンソースソフトウェアで、宅内のサーバで動かしていたのですが、それがセキュリティ上の問題で強制的にリポジトリから削除され、同時にアンインストールされてしまったと。

software.opensuse.org に掲載されているリポジトリをサーバに登録して改めてowncloudパッケージをインストールしたけど、データベースは新規にSQLiteを使う様に変 わってて、Ubuntu PCのowncloudクライアントを再起動したらこれまで同期してたファイルが全て消えたw
ただ、Windows PCのowncloudクライアントも止まっていたので、同期していたフォルダをリネームして、クライアント再起動後、ファイルを同期フォルダにコピーすることで事なきを得たと。
まあ、パックアップも取ってあるので、何日分かは失われるにしろ、なんとかなったかもしれないですが。

BROTHER JUSTIO A4モノクロレーザープリンタ HL-2270DW

仕事上自宅で色々印刷しなければならず、また手元にあるHPの複合機Photosmart 6520もそろそろ寿命が近そうということも有り、ブラザーのレーザープリンタを買いました。
Windowsから使えるのは当然ですが、Ubuntuからでも使いたい。DHCPでIPアドレスを取得するのもなんなので固定IPアドレスを与えたい。固定IPアドレスについては同梱されているWindows向けインストーラーに設定ツールがあるのでそれで設定。Ubuntu(Linux)用のプリンタドライバはブラザーのダウンロードページからLinux(deb)を選択し、Linux 簡易インストーラーをダウンロードします。インストール方法はその簡易インストーラーページに書かれているので、その通りに。
ツール実行時に予めHL-2270DWには固定IPアドレス(例えば192.168.0.201)を与えましたので、Device URIを指定する際には「IPアドレスの指定」を選択し、与えたIPアドレスを入力しました。その部分は下記。Debice URIの選択肢はそれぞれの環境によって異なります。

Device URIを指定しますか? [Y/n] ->Y
0: socket
1: ipp14
2: http
3: lpd
4: ipp
5: ipps
6: hp
7: https
8: smb
9: hpfax
10: dnssd://Brother%20HL-2270DW%20series._pdl-datastream._tcp.local/
11: dnssd://Photosmart%206520%20series%20%5BFC5F6D%5D._ipp._tcp.local/
12: lpd://BRN30055C45F6AA/BINARY_P1
13: socket://192.168.0.200:9100
14 (I): IPアドレスの指定
15 (A): 自動設定 (dnssd://Brother%20HL-2270DW%20series._pdl-datastream._tcp.local/)
使用するDevice URIの番号を選択してください。 ->14
ご使用のプリンタ/MFCのIPアドレスを指定してください。->192.168.0.201
lpadmin -p HL2270DW -v socket://192.168.0.201 -E

 
HPのプリンタ/複合機よりはちょっとだけ手間が掛かりますが、でも簡単な方だと思います。
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ASUSTeK NVIDIA GT650チップセット搭載グラフィックカード GTX650-E-1GD5 【PCI-Express3.0】

以前Ubuntu 14.04 LTS PCにNVIDIA GeForce GTX750グラフィックカードを挿してみたのですが、Maxwellアーキテクチャにドライバがまだ対応していないようで、低解像度でしか表示されませんでした。で、GTX750グラフィックカードはWindows 8.1 Pro PCに回しました。
で、Ubuntu PCに今回KeplerアーキテクチャのGTX650グラフィックカードを挿したのですが、なんのトラブルもなく表示されてます。安かったし、なんか満足。
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Ubuntu 14.04 LTSにてTeXworksを日本語を含んだ文書ファイルに対応させる

今設定したので、忘れない内にメモ。まずUbuntu 14.04 LTS上にTeX環境を整えます。TeXworksもインストールします。

sudo apt-get install texlive-full latex-cjk-japanese texworks

TeXworksをデフォルトのタイプセットで実行すると、文書ファイルに日本語が含まれていた場合、

! LaTeX Error: This file needs format `pLaTeX2e'
               but this is `LaTeX2e'.

とエラーが出たりします。それで色々検索してみたのですが、この無題というサイトのTeXworks設定を参考にしました。
まずpdfplatex とでも名前を付けたシェルスクリプトを作ります。

#!/bin/sh
platex -synctex=1 "$1" && \
dvipdfmx "`basename "$1" .tex`"

chmodで実行権限を付加します。

$ chmod +x pdfplatex

TeXおよび関連プログラムのパスに存在するディレクトリに pdfplatex をコピーします。

$ sudo cp -p pdfplatex /usr/local/bin

それからTeXworkの「タイプセット」に上記のスクリプトを追加します。「編集」->「設定」->「タイプセット」でタイプセットの方法に下記を追加します。

名前:pdfpLaTeX
プログラム:pdfplatex
引数:$basename

日本語を含んだ文書ファイルを作成し、タイプセットのアイコンをクリックしてPDFファイルが表示されればOKです。

HP ProLiant MicroServerとかUbuntu Server 14.04 LTSとかownCloudとかダイナミックDNSとか

その昔はHP ProLiant ML115やML115 G5にDebianを入れてサーバとして使っていたのですが、ML115 G5の電源が逝ってから、しばらく宅内サーバを導入していませんでした。NASを導入してUbuntuデスクトップのバックアップ先に使ってたりもしたのですが、レスポンスも悪いし、使いづらい。
この度ようやくHP ProLiant MicroServerを導入出来ましたので、WD Red 3.0TB HDDも増設し、Ubuntu Server 14.04 LTSをインストールしました。Debianでメジャーアップグレードかけた時に面倒臭かったので、今回はDebianではなくUbuntu Serverを入れてますが、インストール作業は特に差はないですね。デスクトップの方もUbuntu 14.04 LTSを使っているので、丁度いいかもなあと思ってます。とりあえずNFSファイルサーバとして使い始めております。ownCloudも入れてみているのですが、なかなか良さげです。ownCloudについてはこのリンク先を参照のこと。ownCloudを納得いく設定できたら、Dropboxの有料100GBコースは契約解除するつもりです。DropboxはLinuxクライアントが有るので便利なのですが、他の同期型オンラインストレージサービスより高めなのでねえ。ちなみに、owncloudはiOS版やアンドロイド版のクライアントソフトがあります。そちらはさすがに有料ですが、iOS版は100円なので、安いです。
今回購入したモデルは光学ドライブレスでHDDは500GB。メモリー4GB。インストールの際はUSBメモリーにインストールイメージを焼いて、内部の(外部でも良いのかもしれませんが)USBポートに刺して起動。BIOS設定画面に入らなくてもUSBメモリーから起動したので、そのままインストールしました。/homeを分けることもなく、500GB HDDは全て / に割り当てました。NFSでエクスポートするディレクトリは /srv にマウントした 3.0TB HDD上に設けています。
内部USBポートはFreeNASで使うには良いのでしょうね。
ownCloudを導入した際のデータ用のディレクトリも、デフォルトの設定ではなく /srv にマウントした上記のHDD上に /srv/owncloud/data として設定しました。ただその際のデータ用のディレクトリのパーミッションで悩みました。

drwxrws--- 4 www-data www-data 4096  8月 22 18:36 data

なんですけど、ディレクトリのオーナーが www-data なのは問題ない。グループのパーミッションが rws でこれを設定するのに 一旦 rwx にしてから g+s で rws に出来たのだったっけ。
外部から ownCloud のアドレス帳にアクセスしたいので、たまたまバッファローの有線ルータを使っていたこともあり、面倒くさいのでそのままバッファローのダイナミックDNSサービスを試用しています。iPhoneからアクセスしてみたのですが、移動してるとあっさりVPN接続が切れたりしますね。ownCloudのアドレス帳をiPhoneの連絡先とCARDDAVで同期取ろうとしたのですが、ちょっと考えものかなあと思ったりもします。まあCARDDAVならiPhone側は接続切れても連絡先データは保持するから問題ないのかもしれませんが。それと、アドレス帳に関してはVPS立ててそこで運用したほうが良いかも。それよりも深刻に問題抱えているのは、PC側のThunderbirdにSOGo Connector Thunderbird extensionを入れても上手く接続できなくて、どうしたものかなと。CARDDAVではなく、きちんとLDAPを設定したほうが良いのかもしれません。アドレス帳で独自にサービス使いたいのは、現在Gmailの連絡先を使ってiPhoneの連絡先とThunderbirdのアドレス帳の同期取っているのですけど、無料のいつ終了するか分からないサービスを使っていて良いものかとか、そもそもGoogleのサービスに依存したくないなあとか、まあ色々です。
Ubuntu Serverで何が出来るかとかはとりあえずUbuntu Server 実践バイブル現場で即運用に役立つサービス設定のノウハウとかUbuntuで作る かんたんLinuxサーバー (日経BPパソコンベストムック)に目を通して、細かい不明な点は検索かければ良いと思います。上記は出版時には14.04 LTSはリリースされていませんが、特に問題ないと思います。
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